品川隆幸の古今東西

品川隆幸の古今東西 · 19日 7月 2016
我が(株)シナガワは、今年で創業以来44年間。 よくもまぁ、潰れずに続いてきたものだと思う。 かつて一念発起して独立を目指したのは昭和47年2月。 当時私は30歳で創業した。 しかし、起業して一年であの第一次オイルショックがやって来た。 いきなりやって来たのは原材料の高騰だった。 特にゴムは石油製品であるから、...

品川隆幸の古今東西 · 08日 3月 2016
2014年11月に新本社工場が完成するまでは、寝る間を惜しんで悪戦苦闘の連続だった。 息をつく間も無く次々と仕事をこなし、ようやく念願の新工場も完成した。 やれやれと思い、ホッとした瞬間に気が抜けたのか、風邪をひいてしまった。 もう12月の本格的な寒さが到来していたので、その寒さが祟ったのか、完全にこじらせてしまった。...

品川隆幸の古今東西 · 29日 7月 2015
私はいつも引越しの時には、豊臣秀吉の一夜城作りの逸話を念頭に置く。 この一夜城作りを可能にする鍵は、前もっての段取りに尽きる。 現在のレイアウトを新しい場所でもすぐさま再現するために、段ボール箱には小物以外は入れず、机などはできるだけそのまま、引き出しに物が入ったまま運ぶ。 それ以外にも、私の経験から細かなノウハウが色々とある。...

品川隆幸の古今東西 · 20日 7月 2015
この「品川隆幸の古今東西」も2014年の8月で一区切りしていた。 あれからもう1年も経っている。その間私の方は、新年度になって、本業の(株)シナガワの新しい目標を、社内全体で作成していた。 その中で、予てからの懸案事項であった新工場の建設を、一番大きな目標として掲げた。...

品川隆幸の古今東西 · 20日 8月 2014
最近いつも腹八分を心がけ、たまには断食もする自分ではあるが、なぜか回転寿司の店に入ると自制が効かなくなる。 まず店に入った途端に目の前の新鮮なネタの寿司に目を奪われる。 そして「さぁ、食べてみろ」、「どんどん喰え」と言わんばかりに次から次へと流れてくる皿を見ていると、どれもが旨そうに見えてくるから始末が悪い。...

品川隆幸の古今東西 · 28日 5月 2014
書いて、考える。 また、考えて、書く。 書いたことは忘れないし、書かなければすべて忘れてしまう。 そして、書いたことを何度でも読み返すことで、より記憶の中に深く定着されていく。 これは何かを考える際のごく自然な方法だと思うが、実は私自身はそのことを知らず、長らく苦しんだ。 書かずにいたことで多くを失い、チャンスを逃してきた。...

品川隆幸の古今東西 · 15日 1月 2014
日本のモラルが地に落ちていったのはいつ頃からだったか。 恐らく、第二次世界大戦以来、戦後からだったろう。 日本は経済発展を遂げたが、その反面拝金主義が蔓延し、 日本人の多くがよりお金を求めて都会へと移動した。 その時期に工場が都市部に集中的に建てられ、 日夜せっせとモノ作りに明け暮れた。...

品川隆幸の古今東西 · 01日 10月 2013
私の社長復帰に伴い、専務と工場長、そして何名かの役員がその責任をとるために 会社を去った。 そして息子二人を本部長に据えて、新生シナガワがスタートを切ったのが 2010年の4月の事だった。 まずは、経営体制の再編として、統轄本部の人事にメスを入れた。 年配の役員がいなくなったのを良い事に、一気に若者だけの経営にシフトした。...

品川隆幸の古今東西 · 09日 9月 2013
経営者のキャラクターでその会社のカラーは決まると言われるが、 私自身は自分で創業したので、後継者としての苦労はわからない。 しかし、往々にして後継者となる者には先代とのカラーの違いについて悩む事も多いのではないだろうか。 今、私の本業(株)シナガワでは二人の息子が後継者として 修行の日々を送っている。...
品川隆幸の古今東西 · 02日 5月 2013
ロダン21では毎週水曜日と金曜日の週に二日、「モノ作り相談デー」として、 モノ作りの相談を受け付けている。 私の専門はゴムや樹脂加工だが、ロダン21にはあらゆるジャンルの相談がやってくる。 私にとって、初めて聞くこと、見るものも多い。 しかし、ロダンのメンバーに都度相談すると、大抵のことは回答が返ってくる。...

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