品川講演内容


品川隆幸 「成せば成る」

講演テーマ

  • 「100年企業を目指す、事業承継」
  • 「事業承継とM&A」
  • 「長寿企業の秘訣は新事業創出」
  • 「人材育成〜人を大事にしない企業に未来はない〜」
  •  「5S活動が企業を変える」
  • 「企業としての器を決める倫理観」
  • 「異業種交流グループを成功させるには」
  • 「創業の心構えが企業の器を決める」
  • 「産官学連携を成功させるには」
  • 「モノ作りの失敗事例、成功事例」
  • 「モノづくりなんでも引き受けまっせ」
  • 「売れるもん作らんかい!」

その他内容等、なんでもお気軽にご相談下さい。


東大阪市には、数年前には製造業が8600社あったが、最近は7000社を切った。

しかし集積密度は今なお高く、小さなネジからロケット部品や飛行機のパーツなどの大物まで、文字通り何でも作れることが最大のウリ。


株式会社シナガワは創業して45年間になるパッキン加工の会社で、ゴムやプラスチックなど柔らかい素材を精密に加工する技術を売り物にしている。携帯電話の小さなパッキン部品が好調で国内でもオンリーワンといわれるようになったが、近年の世界経済の変化と日本の不況下では、小さな一企業の単独の努力だけでは生きられないという危機感をもった。

 

「パッキンは物と物をつなぐものだが、それなら自分は人と人をつなごう」と考えて、いろいろな異業種グループに参加していたが、入ってみて、目的もテーマも希薄で器だけという感じであるのに驚いた。

リーダーもなく、みんな仲間であるはずなのに、互いが何をやっている会社かということさえ知らない状態だった。 

 

危機感を感じて新しいグループを作ろうとしていた時、東大阪市で新産業や新事業を立ち上げるための異業種グループの公募があった。

そこで平成10年4月に「21世紀を考える」という主旨で「ロダン21」を発足した。

そのロダン21も、平成29年で20周年を迎えた。

 


ものづくり何でも引き受けます」「売れないものを売れる製品に」をキャッチコピーに

それぞれの企業の技術的特徴や製品づくりのプロセスをお互いにつつみ隠さず報告し合ったことで、仲間の企業がどういう工夫をして、どこに一番重要な技術力の力点を置いているのか、おぼろげに分かるようになった。

 

こうした活動をもって、地域の企業の特性をもって、ロダン21では「売れないものを売れる製品に」「ものづくり何でも引き受けます」をキャッチコピーにした。

メディアがそれに注目し、宣伝してくれるようになった。

 

「お客のニーズ呼び込み」と「コアコンピタンスの確立」(この技術だけはどこにも負けない)ということをPRするようにした。

ロダン21の形態は、「企業の提携」(コラボレーション)というよりも、「企業の連合体」(アライアンス)として総合製造業を手がける新しい一つの会社という性格に近づいている。

今では当初の1業種1社ではなく、1業種10数社によって、より競争力のある活動に高めようということで、中小企業のネットワークによるメンバークラスターをつくり始めた。

 

「こういう製品はできないか」という問い合わせに対して、企画会議で「この案件について参加したい人(会社)」と、この指とまれ方式で参加を集める。名乗りを挙げる会社は、設計や成型、部品、機械など、それぞれの分野で特徴を発揮するよう最大限努力していく。

 


異業種交流の秘訣は「ズケズケ言うこと」

「たいていの異業種交流会ではみんな互いのことをよく言ってばかりだけど、それじゃだめなんですよ。

うちはズケズケ言っています。結果的にはそれが一番親切なんだから」。

 

 新アイデアを出し合い、良いものならすぐにでも商品化、だめなものには「ここがアカン」とやはりすぐに言うこと。

変にお世辞を言われてその気になるより、結局はその会社・会員のためになる。


失敗の教訓

1)製造業が考えても売れない。

→注文を呼び込むような体制をつくる

 

2)自己満足の製品をつくってはいけない。

→「必ずヒット」すると思っても、お客がいるかどうかは分からない。

 

3)完全にマーケットを無視している。

→マーケットは「こんなもの欲しい」というのは一つもない。

 

4)デザインとカラーの無頓着

 

5)データがない、検証がない

 

6)ネーミングとパッケージ

 

7)カタログが意味不明

 

8)リサーチ不足

→ものまね製品になっている

 

9)世の中にないもの

→これは絶対に売れない

 

10)市場価格を無視した商品

→原価積み上げしかやらない

→思う値段の1/4しか実際には評価されない

 

11)メディアの利用

→人の宣伝をする。自分のことばかり押しつけない。

 

12)仲良し倶楽部からの脱却


■講演テーマ1:100年企業を目指す、事業承継

<ジャンル>

  • 経営哲学
  • 意識改革
  • 経営戦略・事業計画

<想定する受講者区分>

  • 中小企業経営者
  • 経営幹部

<想定する受講者の説明>

  • 事業承継を計画している方
  • 後継者育成を考える方
  • 親族内での事業承継を予定している中小企業の経営者及び後継者

 

<受講者へ提供する価値、伝えたいこと>

  • 帝王学としての経営哲学
  • 経営者と後継者との対話
  • 対話から見えた課題の洗い出し

■講演テーマ2:事業承継とM&A

<ジャンル>

  • 経営哲学
  • 意識改革
  • 経営戦略・事業計画

 

<想定する受講者>

  • 中小企業経営者
  • 経営幹部

<想定する受講者の説明>

  • 事業承継を計画している方
  • 後継者育成を考える方
  • 親族内での事業承継を予定している中小企業の経営者及び後継者

 

<受講者へ提供する価値、伝えたいこと>

  • 自らが創業し、45年の企業を継承した経験と事業再生について詳しくお伝えします。

■講演テーマ3:長寿企業の秘訣は新事業創出

<ジャンル>

  • 経営哲学
  • 意識改革
  • 経営戦略・事業計画

<想定する受講者>

  • 中小企業経営者
  • 経営幹部

<想定する受講者の説明>

  • ベンチャー企業を起業しようとしている人
  • 中小企業において第二創業を考えている人
  • ベンチャー企業をサポートする、支援機関の方
  • 事業承継を計画している方
  • 後継者育成を考える方

 

<受講者へ提供する価値、伝えたいこと>

  • 事業承継を考える上で、企業の寿命を考える必要がある。その時に必要なことは、いかに長寿企業へと変貌を遂げるか。その際に必要なことは、変化に対応できる組織作りと、経営者の重要な考え方ですl

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(株)ロダン21
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